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受験スケジュールの基本

受験スケジュールの基本は、「1週間の目標勉強量を5で割る」というものだ。まず1週間の勉強の量的目標を立てる。それを5で割って1日あたりの勉強量とするのだ。たとえば、国語の問題集を1週間で80ページやると決めたとする。そのページ数を5で割ると16ページになる。これを1日あたりにやらなければならない勉強量とするのだ。このスケジュール通りに行けば、月曜日から金曜日までに目標を終えることができる。だが、たいていの場合はそうはいかない。予定通りに進まないということがほとんどだろう。それを取り返すのが土曜日だ。金曜日までに72ページしかできなかったとしたら、残りの8ページを土曜日にやる。要するに、土曜日というのは遅れた分を取り戻す借金返済日だ。どんなに遅れても必ず土曜日に取り返すということをしていけば、1週間単位で見ると必ず目標を達成できることになる。

不適切な演習形式の特別授業は子供の自信を奪う

演習形式の特別授業では問題演習を行いますが、ここで思うように得点できない子供は「自分はダメだ」と自信や意欲を失い、萎縮してしまいます。とくに得点や順位が発表される場合、低得点の子供が受ける精神的ダメージは無視できません。たしかに受験生にはシビアな環境も必要ですが、受験勉強の目的は学力や注意力を向上させることですから、学習意欲を壊滅させられるような体験がはたして有益といえるでしょうか?「授業での得点や順位はあくまでも練習」と割り切れるのは大人の場合で、小学生は目先のことに大きく影響されてしまうのです。特別授業にはこのようなリスクが伴いますから、「受講すれば必ず効果が上がる」とは断言できません。受講する際には慎重な判断が必要です。

数学は社会に出て役にたたないのか

数学の学力低下は、特に義務教育において著しいものがあります。数学は小学校と中学校では基本のシステムが違いますから、小学校でできたからといって油断すると、中学校でできなくなります。その中学課程では、不幸なことに三年間で関数もろくに習わず、二次方程式の解の公式も削除されてしまいました。数学は計算のトレーニングが非常に重要です。因数分解も二次方程式も文字式も、計算に慣れることで理解が深まります。方程式でも一次と二次は大きな相違があって、特に二次関数はXの数が小さくなればなるほどYの値が大きくなる(係数が正の数の場合)という不思議な性質をもちます。関数がゼロより大きい場合と小さい場合とでは、式の性質が異なります。そういう発想ができなくなることを含めて、二次方程式や二次関数をカットした新しい教育指導は大きな欠陥をもっています。いうまでもなく、これはほんの一例です。こうした数学カリキュラムの削減には、教育課程審議会の会長夫人のある著名な女流作家の意向が影響したとされています。彼女は、「大人になってから二次方程式を一度も使ったことがない」と主張していたのです。彼女は、世の中の二次関数的なものの考え方の大切さをまったく理解していません。しかも、彼女には必要なくても、多くの理数系、経済系の仕事をする人には必須のことかもしれないのです。こうした二次関数的な発想に出会う機会が、義務教育では得られなくなってしまったのです。