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アメリカの定義

アメリカの定義では、過去4週間の内に求職活動していれば失業者に入れています。日本では以上の定義にあてはまる失業者を完全失業者と呼び、その数が労働力人口(就業者プラス失業者)に占める割合が、失業率です。雇用を希望することは、労働者あるいは家計の側からの労働力の供給です。その希望が満たされるには、資本の側からの労働力を買いたいという需要が必要です。労働力供給よりも労働力需要が小さいから失業が発生する。働くのなんかいやだとブラブラしているのは、本人の意思による失業。ケインズはこれを自発的失業と呼び、それと区別できる失業のケースを、摩擦的失業と非自発的失業に分けました。摩擦的失業とは、転職先は決まっているが、実際に就業するのが少し先になるというような失業状態のこと。したがってケインズ流に言えば、問題は非自発的失業の存在です。

企業を評価する基本的な尺度

企業を評価する基本的な尺度は、業績です。会社の規模、収益力、財務体質、技術力、成長性といった評価基準も重視されていくでしょう。それに加えて、最近は企業が社会的なコストをどれほど負担しているかということが、重要なモノサシになってきました。社会的コストには、いろいろなものがあります。企業は税金を納め、ビルや工場のまわりには公園などをつくって開発の利益を地元に還元します。障害のある人も一定割合は雇用するよう求められています。そうしたものを地味な貢献とすれば、いまはやりの企業メセナは派手な貢献といえるでしょう。目立つ行為だから企業も飛びつくのか、宣伝まがいの寄付や支援事業も横行しています。メセナとは、ローマ時代に文学者や美術家を支援したメセナスという名前の大臣に由来する言葉です。

ハイテク機器に欠かせない希少な金属

21世紀の世界経済はレアメタルを抜きに語れない。鉄をのぞく金属を総称して非鉄金属というが、そのなかでも産出量が極めて少ないながら、ハイテク機器などに欠かせないものをレアメタルと呼ぶ。「レア」とは、まさしく希少という意味だ。どの金属をレアメタルと定義するかは国や機関により多少異なるが、一般的には埋蔵量が少ないもの、高度な技術や多大なエネルギーがないと精錬がむずかしいもの、膨大なコストがかかるために生産量の少ないものなどがふくまれる。日本がレアメタルとみなしている金属は全部で31種。眼鏡のフレームなどに使われているチタン、めっきのクロム、胃のX線撮影のさいに飲むバリウム、貴金属の白金。さらには携帯電話、デジカメ、パソコンなどに使われるベリリウム、ディスプレイや電子材料などに使われるストロンチウム、自動車の車軸やボルトに利用されるバナジウムなどがある。また、鉄にコバルトを混ぜて強度を増し、さびにくくするといった具合に、何かの主要素材にレアメタルをくわえて、強高度や耐熱性、耐摩耗性などを上げるという使い方もある。現在は家庭用品から主要産業、ハイテク分野に至るまで、幅広くレアメタルが使われている。高性能な製品を多数生産する日本は、世界のレアメタルのじつに約25%を消費しており、今後、機能が複雑になればなるほど、より多くのレアメタルが必要になるとされている。